自身の誕生日が過ぎ去っておりました。
いませんか、そうですか。
さて、本日は自転車で学校へと登校してまいりました。
昨日は粉雪が舞いちり、どこかで誰かがレミオロメンを熱唱していたことだろうと推測されるほどの寒さではございましたが。
本日もご多分に漏れず、寒さ吹きすさぶ日和でして。
自転車をこぐことで温まる体と、体から出る汗により冷やされていく体温と。
もう暑いんだか寒いんだかわからない状況で登校しておりました。
ふとそのとき、原付で走る彼氏と自転車で走る彼女の、カップルらしき二人組を見かけまして。
彼女こと自転車を道路側に置く形で、両者は併走しておりました。
なんと紳士ではない野郎だと生暖かく見守っていたところ、坂道のトンネルに入る瞬間に急に彼氏彼女ともにスピードアップいたしまして。
自転車には多少の自信がある自身がまったく追いつけない速度まで加速していきました。
よく見ると、原付に乗っていた彼氏の足が、彼女の自転車のフレームを押していたのですわ。
……実はこれ、一度誰かにやってもらいたかったことでして。
車なりバイクなりにしがみつき、自転車で時速60キロ以上の速度で移動する……。浪漫ですな。
そんな自身の願望を知ることはなく、ドップラー効果を残しつつ、二人はかなたへと去っていきました。
自転車を押してくれる人、大募集中です。