先日、我が家に泊まりに来た客人に薦められまして、規制がかかる前にとユーチューブで見てまいりまして。
涼宮ハルヒの憂鬱。
話が色々とすっ飛ばされているようでしたので、とりあえず文庫本『涼宮ハルヒの憂鬱』の内容に順ずると思われる、大筋のストーリーを閲覧してまいりました。
いや、これがなかなか面白いですな。
というか、若干ジェラシーというか、やられたといった印象も受けております。
実は内心穏やかではなかったり。
変な高揚感に包まれております。
実はこの手の話、誰しも考えたことがあるのではないでしょうか。
自身は小学校高学年から中学後半まで、ずっと考えておりました。
もしかしたら自分は選ばれた人間なのであり、そのために自分の周囲で世界が展開し、そして自分が存在するが故に世界が存在しているのではないか。
もしくは、この平凡な日常は実は偽者の世界であり、皮一枚をめくればまったく知らない、本当の世界が姿を現すのではないだろうか。
はたまた自分が今いる世界は自分がただそこにいるだけであり、本当は何も無く、ただ自分の脳みそだけがぽっかりと宙に浮かんでいて、これはただ脳みそが見ている夢幻なのではないか。
そんな誰でも一度は考えてみてしまう事を、小説に、そしてまたアニメにしてしまった点ですばらしいと思いますな。
同時にまた、悔しいと思うのも共感する部分、自身が考えていたものに近いものがあったからでしょう。
またストーリー的にも面白く(ここらへんも悔しいところですな)、映像のクオリティもよいと思われ、キャラ設定でオタクの皆様にも大満足なものであり。
売れるはずですなぁ、これは。
かといって文庫本を買おうと思い立たないのは、ある意味アニメで満足してしまったからでしょう。それほどにはっきりと面白いと思えたものでしたな。
いやいや、滅多にこんな風には言わんのですが、ついつい書いてしまいまして。
まあ多大に主観なども入っておりますが、割と忌憚なき意見ということにございまして。
さて、残りを見てきますか……。