ご存知だとは思いますが、昨日ルパソと共に釣りに行きまして。
湘南はデート及び観光スポット、しかしながら我々には釣り場とぼったくりの島にしか見えない江ノ島というところでやっておりました。
江ノ島といえばサザンオールスターズが歌うようなきれいなイメージを思い浮かべるかもしれませんが、さもありなん。
ネコの死体とか流れてきます。ほかにもネコの死体やら、ネコのどざえもんやら。
まあそんな物が流れてくるのはまれなのですが、昨日流れてきましたからな……。
そんなわけで餌を買って、釣り場を探すものの日曜いい天気も手伝ってなかなかいい場所が空いていないわけです。
して、二人で磯の方へ。
実はあまりよく知られてはおりませんが、江ノ島は、命がけの島です。
磯の裏のほうには、ひっそりと、江ノ島で死んだ人の慰霊碑なんぞも立っています。めっちゃ茂みの、絶対誰も見ねぇだろって所に。
なぜそんなものが立っているかと言うと、実際、死ぬ人が出るからでしょう。
磯へと通じる道の一つに、江ノ島の商店街を入って饅頭屋の一つ先のわき道を入っていく道があります。
そこから崖伝いに歩いていくのですが、これが満ち潮だと、はっきり言って本当に命がけです。
まず、下からのルート。
波が高い場合、足をつける場所がほとんどありません。
もう崖に張り付いて、ロッククライミングよろしく進んでいきます。
さらに、2メートルくらい崖から崖へとかけ離れている場所があり、海の中へ足を突っ込むか、さもなくば反対側の崖に飛びつくかしなければなりません。
海の中もコケの生えた不安定な石が多く、へたをすれば全身びしょぬれ、後頭部を強打します。
次に、本当に命がけの、上からのルート。
途中で、崖からの道をよじ登り、森の中へと突入します。
そうすると崖の上に細い道があり、誰が設置したのか固定されたロープがいくつもあったりします。
そこの最大の難関が、崖渡り。
足場がもはや木の根っこしかないような道を渡っていくしかありません。
しかもその下は、約6〜7メートルはあろうかという崖。落ちたらはっきり言って即死です。
そんな中を、いつぞや誰が作ったとも知れないロープを頼りに進まなくてはなりません。
ちなみに、中学生のころはこの道をよく利用しておりましたが、最近なお一層道が危険になったのと、恐怖心が身についたので利用は控えております。
と、言いつつも今回もその道の途中まではいったわけで、下手をすれば死んでいたかもしれないわけです。
釣りをするのも命がけですな。
結局はちゃんとした道を登って、神社の背後から通じる比較的安全な山道から磯へと出て、うまく空いていたスペースに滑り込んだわけです。
釣り自体はかなり調子よく、おっちゃんなどに絡まれつつも、ルパソとだらだら話をしながらバケツがいっぱいになるまでイシモチをつりましたな。
ルパソが持ち帰って食ったはずなのですが。うまかったか?
その後、釣りをやめた後に猫の水死体を見て、電車で地元まで帰ったあと解散。
兄の誕生日会に合流すべく蟹屋に向かいまして。
まあ、イベントという物は重なる物であり、いろいろとあった一日でしたわ。
命は大切に。